「順位をつけろなんて運営は鬼かっ!」
久しぶりのパフォーマンスの審査をさせてもい、すごい楽しませてもらいました。
知らない人も多いと思いますが、主に千葉に生息しているタクといいます(出身は秋田)。
大学の途中からダブルダッチに魅了されどっぷりつかり、
今ではすっかり子育てサークルのようになっていますが、超三流というチームで長く活動していました。
短縄は疲れないヤツを楽しむエンジョイプレイヤーです。
今回はオリジナリティを重視した映像の審査ということで、大変勉強になりました。
自分だったらどういうことやるのかなって漠然と考えてはみたものの、
想像の斜め上のさらに裏側みたいなアイデアもあったりして、
参加したみなさまも他のチームのパフォーマンスをみてみるのをお勧めします。
バラエティに富んだ面々に縄意欲をさらに刺激されますよ。
審査をするにあたってまず、「オリジナリティ」を自分なりに解釈してみました。
Originalityとは、独創力、創造力、創意、奇抜、風変わり(Weblio英和辞書)
誰もやったことないすごい跳び方、みたことない身体能力なんかはもちろんオリジナリティあるなってなるけど、
そんなことができるのはごく限られた一部のスーパースターだけで、
じゃあどうするのって考えると、
他との差別化をできる「演出力」っていうのが重要なんだと考えています。
ここで表現・パフォーマンスの話もすると、
大事なことは誰に向けて行うものかをしっかり意識して、チームであれば共有すること。
同じ縄に詳しい人にみてもらうものなのか、全く知らない一般人にみてもらうのか、
年配の人にみてもらうのか、子供たちにみてもらうのか
音楽というすごい強い味方つけることができる我々は何を選択するのか。
めんたいぽてとカップは審査員がみることになっているので審査員に向けて行うものだから、
冒頭のような気持ちを抑えつつネカフェで集中して拝見させてもらいました。
ちなみに自分以外の3人の審査員はバリバリの現役プレイヤーで豪華ですね。
私の審査の見方ですが、部門ごとに相対評価をしています。
まず1回楽しみながら見て、その後、メモしながら2回目を見て、
必要があれば3回以上見たチームもありました。
その後、血管がきれるんじゃないかというくらい悩みながら順位をつけさせてもらいました。
順位付けにあたっては作品として仕上がっているものに高評価をしています。
パフォーマンスにとどまっていない、作品に昇華されているものが多く大変迷いました。
申し訳ございません。
と、謝っておいた方がいいかと思うので謝っておきます。
あれも好き、これも好きってなってしまって、
最終で付けた順位については、もっと上にしたいと思ったチームもたくさんあったりします。
届いた結果が期待と違ってしまっている参加者が多いと思いますが、
全部審査員が悪いのです。ということで勘弁してください。
ま、大会というものは勝者は少なく大部分が敗者のカテゴリーだったりするんですが、
それもバネにして楽しむようになっていただけたら幸いです。
今大会でも長年継続して活動しているリスペクトすべき参加者もいらっしゃいましたが、
楽しさを感じる、っていう部分が一番大事なのかもしれませんね。
審査をする立場になったあとで、いろいろと気づかされることが多かったのですが、
他者と比べられる大会、それも参加者が多ければ多いほどオリジナリティが重要になります。
そうなったとき、比べられる相手がどういう人たちなのかを意識できないと、
目指していたはずのオリジナリティの本質を見逃すことがあります。
表現の比較は間違いなく相対評価です。絶対的な基準なんて今のところないですからね。
とりとめもなく書いてしまいましたが、
めんたいぽてとカップはとても素晴らしいコンセプトで運営されている誇らしい大会です。
運営さん鬼っていってすいません。
みていて面白いっていうのは大正義です。
今後も皆さんのご活躍を楽しませてください。
ありがとうございました。
タク
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